ひょうご木のすまい協議会は、木材を使うだけでなく
「植える → 育てる → 使う」という森の循環サイクルに取り組んでいます。
だからこそ、私たちは自信をもって、木の性質や性能をふまえた長寿命住宅の木の家を提案していけるのです。
時を追う毎に味わいが出てくるのが木の家・木造住宅の特徴です。
風合いや渋みが時とともに一層増していくのは自然素材の特徴のひとつと言っていいでしょう。
私たちはこれを「経年美」という 自然素材の持味だと思っています。
「木の家」では構造材だけでなく内装材にも無垢材を選んでいただける、高品質の木造住宅です。
産地・品質・性能が明確、県産木の無垢材
木材の生産者・加工者を明らかにしてます。これは、私たちがその製品に自信を持って、お客様に提供している証でもあります。木材の生産者・加工者の 顔が見えることで、安心を得る事ができます。
生産地が近いということは、生産現場を容易に確認することができるということです。
人と地球にやさしい木
ウッドマイルズとは、ウッド(wood)、マイルズ(miles)という字の如く、木材の輸送に関する新しい環境指標です。
近くの山の木で家を建てることは、木材の輸送を抑えることができ、輸送時のCO2削減にもつながります。
木材が育つ森林は、その成長過程において多くの二酸化炭素を吸収し、木材となってからも炭素を固定し続けます。
つまり、木で家をたてるということは、CO2を固定し続けることができるわけです。
また、木材は再生可能な天然資源であり、製造エネルギーが極めて少ない建材のひとつです。
若い木は成長のためにCO2をたくさん吸い込みますが、年をとると徐々にその量が減っていくと言われます。
そのため、人工林では成長のピークを過ぎた高齢木を伐採して使い、また新しい若木を育てていくことが大切になってきます。
植え、育て、伐採して活用し、また新しい木を育てる。
森林を守ることは、まさにサステナブル(持続可能な、という意味)なサイクルをつくり出すことなのです。
原木から採れる太い木材は、無垢材として柱や梁などに使いますが、
残りの細い木材は集成材に加工することで、有効な資源とすることができます。
細かくしておが粉を作ること、牛舎の敷料やキノコの菌床としても利用できます。
また、払った小枝なども粉砕して、ス-パーウッドという合成木材として再利用するなど、地元の木は使い切ることのできる材といえます。
お客様が心豊かに暮らすことができる木の家
木の住まいは、ストレスをやわらげます。ストレスが多いといわれる現代社会にとって家はくつろぎ、やすらげる空間であって欲しいと考えます。
わたしどもひょうご木のすまい協議会メンバーはお客様が心豊かにくらすことができる木を大切に育て、自然素材や健康にこだわった、お客様の手や足に触れて安心できる木材と技術を提供していきたいと祈っております。
ひょうご木のすまい協議会は兵庫県の木にこだわった木の家をお勧めしていますが、鉄骨の家を希望される方や、すでに鉄骨の家に住んでおられる方でも、兵庫県産の木を使ったリファームや内装などのお手伝いをさせていただければと考えています。
木材は、組織構造が多孔性であり、完全に密封されていない中空層を多く含んでいます。
密度が低いために熱伝導率は小さく、したがって断熱性が高く、触ったりしても手から木に熱が奪われにくいため、暖かさが感じられます。
木材は、パイプ状の細胞が適度に変形してクッションの役割を果たすため、衝撃を吸収する働きを持っています。
床を木製にすることで、歩行時に足にかかる負担を和らげるほか、転倒時にケガもしにくくなります。
最近の住宅に多い高気密・新建材使用とは違いひょうご木のすまい協議会木造注文住宅「木の家」は、無垢材・自然素材を使用していますので、有害物質の発生を防ぎシックハウスの原因を排除します。
気密性が高いということは空気の逃げ場も少ないということです。
つまり、汚れた空気や湿気の逃げ場も少ないということです。
木の家は家全体が呼吸をしていますので汚れた空気や湿気を自然換気し、快適な室内空間を作ることがでるのです。
内装材として無垢材・自然素材が多く使われていることで、住宅内の湿度は変動が小さくなり、結露も防止できます。
木材は吸・放湿性に富む材料なので、湿度が高くなると、木材が吸湿してそれを低下させ、低くなると放湿してそれを高めるから結露を防ぐことができるのです。
木材・資材の流通の効率化によりコストを低減
木材、資材の流通の効率化により、コストを低減する。すなわち、自分達が住む兵庫県の風土で成長した、手入れされた木を使用すること。海外の風土が違う木材を船や車での輸送コストを掛けた木を使用するのとは違います。
木の木目や色合いなどデザインで外国産を選ぶのは良いかもしれませんが、家の骨格である柱などは風土があう兵庫県産の木材が一番良いのではないかと考えています。また、随所にITを有効に利用して無駄を省く努力もし続けています。
ホームドクターとして末永くお付き合いします
ひょうご木のすまい協議会は家を介して、家を建てたお客様だけでなく、次の世代や次に住む人とのおつきあいを大切にしていきたいと考えています。家も木と同じように一年、一年と年を積み重ねていきます。
木も長く丈夫な良いものにする為には、人の手で伐採や枝打ちなどをしていかなくてはいけません。
どんな家でも年を重ねれば、住人のライフスタイル変化や経年劣化などによる取替えなど様々なメンテナンスが必要となってきます。そうした時、ホームドクターとしてお客様と一緒に末永くお付き合いしていきたいと考えております。