心地よさの条件Column
心地よさの条件の大きな要素は温度ですが、同じ温度でも、暑く感じたり、そうでもなかったりと感じ方は異なります。
私たちが感じる温度と密接な関係にあるのが「湿度」です。
湿度が低ければ、温度が多少高くても不快に感じにくく、逆に湿度が高いと不快に感じます。
では、この湿度をコントロールするにはどうしたらいいでしょう。私たちの身の回りには、生活しているだけでたくさんの水蒸気が発生しています。
水蒸気を減らすには、発生する場所ですぐに換気すること。
こまめに換気扇を回したり、通風を心がけることが肝心です。浴室や洗面所に窓がないお家などでは、入浴後、最低でも1時間ほど換気扇を回しておきましょう。
また、除湿にエアコンなどを上手く使うのもいいですが、室内に木材を使用することでも一定の効果が得られます。
例えば6畳間に高さ1メートルの腰壁(厚み1センチ)を貼った場合、数日後の吸収量は2㍑のペットボトルで約2本分にもなるそうで、この場合、乾燥すれば逆に水分を放出する調湿機能も果たしてくれるそうで、私たちもできるだけ機械に頼らない家づくりを目指したいと考えています。