わたしたちの木の家

記憶を紡ぐ家

川西市の小高い丘の上に立つこの家は、「ひょうご木のすまい協議会」メンバーの坂井さんのお宅です。立地条件をうまく利用して建っており、橋を渡って玄関にアプローチします。「眼下には小川の流れる小さな庭。玄関の引き戸を開けると、大きなぼんぼりがお出迎えしてくれます。脇には続き部屋の和室があり、さながら老舗旅館のようです。

築80年の家を移築。

写真以前から古民家再生などを多く手掛けてきた坂井さんは、和歌山に築80年の古民家があると聞き、それをここ川西に移築し自宅とする決心をしました。古民家再生といっても、景観を重視するためRC造の一階の上に30坪の平屋を乗せたり、先進の制震ダンパーや薪ストーブの暖気を一階へと送り込むダクトを設けるなど、いろいろな新しい試みがなされていました。「この家は、古民家再生住宅ですが、坂井建築の実験住宅でもあるんです。お客さんに勧めたい技術はまずここで試してみて、自信をもって薦めていきたいと思っています。」そう話す坂井さんは、このご自宅で断熱材を3種類を使い分けたとか。その結果、それぞれの長所短所を把握できたといいます。「わざと寒い部屋を作ったり、お客さんの家ではできないことをやっています。そうした工夫の結果、この家は、結露ゼロの家になりました。」

いやしとしつらえがある家。

写真川西の町を一望に望むリビングには薪ストーブが置かれ、揺らぐ炎を愛でながら、ゆったりとしたひとときを過ごすことができます。「照明をつけなくても十分明るい。」という全面開口ですが、北側の窓からの見る順光の景色は、南に向いた窓からの景色とはまた違った趣があるようです。「朝日を燦々と浴びた山々は、とてもきれいです。」この大きな庭ともいえるこの景色に加え、実際の敷地にある小川の流れる庭や、家庭菜園を愉しむ庭など、坂井さんの家は、いろいろ庭が愉しめます。家で過ごす時間が一番楽しくなる、坂井さんの建てた木の家は、そんな癒しと設えに溢れた住まいになっていました。

住み継ぐ家と、継がれていく意志。

写真古材を使っているため、新築でも少々の傷はまったく気にならないと坂井さんはいいます。年月が作り出す傷は、味わいとなってその家に刻まれていくようです。ゆくゆくは息子さんも建築の道を歩まれるとか。住み継ぐことのできる家に、継がれていく意志。これからの何十年、この木の家にどんな家族の記憶が刻まれていくのか、そんな興味を持ちながら、坂井さんの家を後にしました。

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私たちが木の家をかたちにいたします

兵庫の木で作る注文住宅は、私たちが作ります。また、兵庫県のバックアップをうけ「県産木造住宅10倍増作戦」で兵庫県産木造住宅・木の家をご提供。

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